今回は、海外育児中・多文化育児中に特におすすめの日本文化についての本を紹介します。
「国際人として子どもに日本文化を知ってほしい場合にまず持っておきたい傑作!」とおすすめできるのが、小学館の「きせつの図鑑」。
「きせつの図鑑」は、「値段の何倍ものリターンをが得られた!」と思えるお気に入りです。
自分と子どもが一番楽しいと思う方法で、ぜひ使い倒してみてくださいね♪
もくじ
きせつの図鑑ってどんな本?
「きせつの図鑑」(小学館のこども図鑑プレNEO)は、日本の4つの季節ごと・月ごとに風習・文化・暮らし・自然など多角的に紹介されている図鑑です。
特に、こんな海外育児中・国際ママ↓におすすめです。
- 国際人として子どもに日本のことを知って欲しい
- 多言語・多文化育児をしている・興味がある
- 一時帰国中に、どの本を買っておこうか迷う
- 限られた予算内でコスパの高いものを選びたい
わたしは小学館のプレNEOシリーズファンで、他にも何冊かを愛用してます。
「プレNEO」シリーズは、本格的な図鑑の「NEO」シリーズよりも低年齢向けに構成されています。
年齢に関係なく誰にとってもとっつきやすいところが好きです。
イラストや写真を見るだけでも楽しめるので、赤ちゃんから小学校低学年まで長〜く使えます。
大人にとっても興味深い・知らない内容がたくさんあるので、私も楽しんでるよ〜
「きせつの図鑑」がおすすめな理由は?
「きせつの図鑑」がおすすめな理由は、主に3つです。
- 日本文化を多角的に学べる
- 大人も楽しめる内容の濃さ
- なぜ?をディスカッションしやすい
では、一つずつ見ていきましょう〜!
1. 多角的に日本文化を学べる
「きせつの図鑑」がおすすめな理由の1つ目は、多角的に日本文化を学べることです。
日本文化の本というと、季節行事や祝日の由来についてをメインとしたものが多い中、「きせつの図鑑」はちょっと違います。
「きせつの図鑑」では、例えば、季節の動物、植物、食べ物、音楽、色彩、暮らしの道具、工作、遊びなど、もっと広い視点で日本を学ぶことができます。
ここまで多角的に日本を学べる子ども向けの本はなかなかない!
特に私が好きなのは、それぞれの月に応じた日本家庭の様子を再現した写真です(著作権保護のため大部分をぼやかしています)。
6月だったら、制服の衣替え。
7月は、食卓にそうめんがある。
9月は、窓の外にまんまるお月様が見える。
将来的に、きっと文化や言葉の異なる人々とコミュニケーションをとりながら社会に貢献するであろう子どもたち。
外国人から見た「ザ・ニッポン」的な、非日常的な行事を知っておくことも大事は大事。
でもそれ以上に、大多数の日本人の現実的・日常的な暮らしのシーンからその土地のことを学ぶ視点が含まれているところにとっても共感します。
海外でちょっとホームシックを感じた時に、年越しそばがこたつに置いてある光景を眺めてほっこり…っていう使いみちもあるよ〜
よけいにホームシックになるか(笑)
2. 大人でも十分楽しめる内容の濃さ
「きせつの図鑑」がおすすめな理由の2つ目は、大人が読んでも十分楽しめる内容の濃さです。
大人が純粋に本の内容を楽しんでいると、子どもはそれを敏感に察知して一緒に読みたくなるもの。
私が好きなのは、四季ごとの色彩についてのページ。
春だったら、さくらいろ、やまぶきいろ、うぐいすいろ、もえぎいろ…
色鉛筆セットには見つけられない色、最高!
季節ごとの色って・・・やっぱ日本の美的センス凄すぎる〜!
ほかにも、季節ごとに使うことばなどは、正直知らないもののほうが多いので勉強になります(笑)。
3. なぜ?をディスカッションしやすい
「きせつの図鑑」がおすすめな理由の3つ目は、日本文化について「なぜ?」をディスカッションしやすいこと。
例えば、日本の夏にカブトムシやザリガニを捕まえる行動。
海外では全く理解されません(ぎゃーって笑)。
私が今住んでいるブラジルに生息しているヘラクレスカブトムシ。
日本では有名ですが、ブラジルではまーったくの無名。
虫を捕って愛でる文化は、生物学者でもない限り、全くありません。
でも、「きせつの図鑑」に親しんでいると、
- 日本には寒い冬がある
- 真夏に一気に虫やザリガニたちが出てくる
- 期間限定だからこそ特別に感じるのかも
というふうに考えられるようになります。
こういう視点って、日本人にとっては「当たり前」の四季がない地域で育つ子どもたちにとっては大事な視点だな〜と感じてきました。
逆に、日本で育っても、季節が真逆の南半球や四季のない地域の文化について考える上で大事な視点が育まれると感じます。
他にも、「なんで桜は特別なの?」とか、ディスカッションは尽きません。
いい意味で、ネタが尽きない!
以上、「きせつの図鑑」がおすすめな3つの理由を紹介しました♪
「きせつの図鑑」おすすめの使い方は?
次に、「きせつの図鑑」の使い方のアイディアを年齢別に紹介します。
年齢 | 使い方 |
---|---|
0~2歳 | – 絵や写真を見ながら会話 |
3歳〜 | – 読み聞かせ – 野外やお店で図鑑に出てきたものを見つける – 季節に応じた工作やアート |
6歳〜 | – 他の本や生活の中で関連性を見つける – 季節に応じた工作やアート |
「きせつの図鑑」は、幅広い年齢の子どもたちと楽しめるのがいいところ。
いろんな楽しみ方がありますが、まずはすぐ手に届くところに置いておいて眺めるだけでも十分。
0~2歳では、絵や写真を見ながら、身近なものの名前を覚えたり、今はなんの季節なのか話したり。
3歳からは、図鑑で見たものを野外やお店で見つけてみたり、絵を書いたり工作したり。
6歳頃からは、自分で読むのもよし。
「あ、これ、つくしでしょ?図鑑にあったよね?」というふうに、他の本や生活の中で関連性を見つけることもよくあります。
あと、海外のママ友や子どものお友達に見せると、会話のネタになるよ〜♪
7歳と4歳の海外育児中のわが家では、「日本では今の季節に何があるのかな?」と図鑑を開いて、絵を書くことを習慣にしています。
季節によって、さんまだったり、鯉のぼりだったり、桜餅だったり。
この本が家に一冊あるとないとでは、長期的にみて日本文化の理解も興味もかなり差がつくと感じています。
まとめ
今回は、国際人として子どもに日本文化を知ってほしい場合にまず買っておきたい本、「きせつの図鑑」を紹介しました。
わたしが実際に子どもと楽しんでみて、「値段の何倍ものリターンをが得られた!」と思えるお気に入り。
すぐ届くところに置いておいて、子どもと使い倒してみてください♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
こんにちは!海外育児中で、子どもはオンライン・インターナショナル小学校に通っているママ、マキです。