海外のオンライン・インターナショナル小学校に興味はあるけれど、
「どんな準備をしたらいいかわからない…」
「英語ネイティブじゃなくても、入れるかな?」
「身近に聞ける人がいない…」
と不安だったわたし。
今回は、アメリカのオンライン・インターナショナル小学校の入学準備として役に立ったことを、0〜6歳の年齢別に紹介します。
オンライン・インターに興味がある・教育の選択肢を増やしたい場合には、ぜひ参考にしてみてください♪
(オンライン・インターナショナル小学校って何?については、こちら↓)
もくじ
わが家の英語環境について
まず、わが家の英語環境について紹介します。
わたしがオンラインインターナショナル小学校を検討し始めたのは、子どもが5歳頃から。
でも、0歳からおうち英語をやってたよ〜
背景理解に役立つように、わが家の英語環境をまとめました。
- わたしと子どもの会話は日本語
- 夫(ブラジル人)と子どもの会話はポルトガル語
- 夫婦間の会話は英語
- 子どもの伯父はアメリカ人 (普段会う機会あり)
- 子どものいとこはきょうだい間で英語使用(普段会う機会あり)
- 幼稚園はGRAPE SEEDというバイリンガル教育を採用していた
このように、生活の中で、子どもが英語を聞く機会は多いほうだったと思います。
よく、「国際結婚だから英語やる必要ないんでしょ?」と勘違いされやすいのですが、違います。
私も夫も英語を話せますが、子どもとの会話は日本語とポルトガル語を使ってきました。
英語は子どもにとって3ヶ国語目。
結局、日本語オンリー家庭と同じように、意識しておうち英語をする必要がありました。
もし「うちは日本語オンリー家庭だから無理かも…」と感じても、心配はいりません。
今では、親が英語が流暢でなくとも、おうち英語の情報や選択肢はたくさんあります。
(おうち英語のやり方に関しては、以下の記事を参考にしてみてください↓)
0~6歳までにやったこと| オンライン・インター小学校の入学準備
わが家の家庭環境を紹介したところで、0歳から6歳までにやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
年齢別に、取り入れたことを下の表にまとめました。
年齢 | 取り入れたこと |
---|---|
0~1歳 | 英語の絵本の読み聞かせ |
2歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し |
3歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し 子どもの興味に合った動画を英語設定 |
4~5歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し 子どもの興味に合った動画を英語設定 毎日30分の英語クラス |
6歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 子どもの興味に合った動画を英語設定 英語ネイティブの子どもとの交流 フォニクスとリーディング ハンドライティング |
特に、フォニクス、リーディング、ハンドライティングは、個人差大。
あくまで一つの例として参考にしてみてね!
では、一つずつ紹介します。
0歳〜1歳でやったこと|オンライン・インター小学校の入学準備
0歳~1歳でやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
わが家の場合、0~1歳の時期にやっていたことは、シンプルに英語の絵本の読み聞かせのみです。
英語で赤ちゃん用の歌とか、ガンガン聴かせてるかと思いきや、期待はずれ(笑)?
特に0~1歳の時期は、電子メディアはほとんど使わず、生身の声だけで割と静かな環境で育てたかったからです。
もし物足りなかったら、パルキッズの、赤ちゃんとお母さんの会話を録音した聞き流し音声は、静かで自然でおすすめです。
パルキッズの教材は今は全て電子版になっており、セットを買うのは結構高額です。
私はメルカリで中古CDを購入して、2~4歳ごろに一部使っていました。
もし、ママが英語の発音に自信がないとしても、気にすることはありません。
私は、ちょっとくらい訛りがあっても読み聞かせはどんどん楽しんじゃえ!派です。
その分、今後ネイティブ英語のインプットをたくさんすれば良いのです。
子どもは耳は、ママの発音とネイティブ英語の発音を聞き分けて理解することできます。
バイリンガルキッズを観察すれば、ちゃんと聞き分けているのわかるよね。
「それでも、自分の発音に自信がないんだけど…」という場合には、YouTubeの読み聞かせ音声を活用するのもあり。
「英語絵本名 read aloud」で検索すると、たくさんの読み聞かせ動画が選べます。
どの方法にせよ、0~1歳は、気を張らずに、赤ちゃんとの時間を楽しむことが大事。
それは、日本語絵本の読み聞かせでも同じこと。
変に気張ってたら赤ちゃんにバレる(笑)。
0~1歳からの読み聞かせでおすすめな英語絵本については、こちらの記事(↓)を参考にしてみてください。
2歳でやったこと|オンライン・インター小学校の入学準備
次に、2歳からやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
1歳では、0歳から始めていた英語の本の読み聞かせに加えて、英語のインプットを意識して増やしていきました。
例えば、英語の音楽(童謡など)や幼児とお母さんの日常会話の聞き流し音声などです。
英語の童謡は、YouTubeに盛りだくさん。
ママと子どもの日常会話の聞き流しについては、前述したパルキッズの会話音声を使っていました。
パルキッズの教材は今は全て電子版になっており、セットを買うのは結構高額です。
私はメルカリで中古CDを購入して、2~4歳ごろに一部使っていました。
英語の音声のインプットで気をつけていたことは、「さりげなく」。
無理に一緒に歌おうとしたり、ちゃんと聞こえているか確かめたり、大きな音で聞かせたり、ということは避けていました。
聞き流しについてより詳しくは、この本が参考になりました↓
2歳になって、英語絵本選びに迷ったら、下の記事を参考にしてみてください↓
3歳でやったこと|オンライン・インター小学校の入学準備
続いて、3歳からやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
3歳になり、それまでなるべく避けていた動画を少しずつ見せるように。
英語の本の読み聞かせ、英語の音声聞き流しは続けつつ、動画でも英語環境を取り入れました。
といっても、意気込んで「英語を学ぼう!」という内容の動画はなし。
子どもの興味に合った動画を英語設定にする、シンプルな方法をとっていました。
子どもが見ていた動画の90%は英語設定。
YouTubeであれば、英語の動画を観せていました。
Netflixであれば、それこそ10秒くらいで英語設定できるので、やらない手はない!
ゴールはあくまでも、「さりげなくいろんな言語が聞こえている環境を整える」こと。
英語の先生みたいに、聞いている内容を理解できているか確かめたりしないように(笑)!
4歳5歳でやったこと|オンライン・インター小学校の入学準備
続いて、4歳から5歳でやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
前述した、さりげない英語のインプットや動画の英語設定に加えて、幼稚園で毎日30分の英語クラスを追加しました。
息子の通っていた幼稚園は、GRAPE SEEDというバイリンガルプログラムを取り入れていました。
内容は、英語圏で広く知られている童話や歌、色や数など。
家庭で教材の本を見ながら、音声を聞くのが毎日の宿題でした。
といっても、ズボラなわが家では、ゆるく音声を車移動時にかけていただけ(笑)。それでも子どもはどんどん吸収するもんだよね。
幼稚園では、英語ネイティブの先生が、歌やお話などを直接法で教えてくれました。
英語クラスも教材も、間接法の要素は一切なく、直接法なのがとっても良かったです。
言語を学ぶ上で、間接法と直接法の違いを知っておくことは特に重要!
下の記事の本を読んでみてね。
そろそろ英語の本の読み聞かせに慣れてきて、本を増やしたい時には、下の記事を参考にしてみてください↓
6歳でやったこと|オンライン・インター小学校の入学準備
6歳からやったことの中で、海外のオンライン・インター小学校の準備として役立ったことを紹介します。
0~5歳まででやってきたことに追加したのは、以下の3つです。
- 英語ネイティブの子どもとの交流
- フォニクスとリーディング
- ハンドライティング
では、一つずつ説明します。
英語ネイティブの子どもとの交流
まず追加したのは、英語ネイティブの子どもとの交流です。
0から5歳までは、「さりげない英語のインプット」に集中し、理解度をチェックしたり、無理に英語を話させたりしてきませんでした。
「ママが気合入れて英語を学ばせようとしている」という気配を子どもが感じると、英語が嫌いになっちゃうと思って。
だから、しらばっくれおうち英語(笑)。
でも、6歳頃になったら、英語ネイティブの子どもたちと遊ぶ機会を積極的に作るのは有益だと思います。
今までの「さりげない英語インプット」の成果も自然な形でチェックできるし、子ども自身の気づきにもつながるからです。
息子が6歳の時期は、ブラジルに住んでおり、身近に英語ネイティブの親戚はいませんでした。
そこへちょうど、夏休みにアメリカからブラジルへ別の親戚(はとこ)が遊びにきてくれました。
英語ネイティブの10歳と14歳の女の子達と遊び始めてすぐに、息子はあることに気がつきました。
それは、アメリカ人のお姉ちゃん達の会話が理解できるということ。
「ママ、GちゃんとBちゃんが言っていること、わかるんだけど!」と。
0歳から「しらばっくれおうち英語」を実践してきたわたし。
「あれ、英語わかるんだけど?」が理想だったので、
よっしゃーと思った瞬間(笑)!
その日から、息子は「はとこ」達に積極的に英語で話しかけるようになりました。
「アメリカ人が使う言葉がわかる」という子ども自身の気づきは、アメリカのオンライン小学校に入学する際に抵抗がなかった要因の一つでもあると思います。
今の時代、「友達の友達」くらいの範囲で本気で探せば、英語ネイティブの子どもは見つかるはず!
5〜6歳頃に英語ネイティブの子どもと遊ぶ機会を積極的に作ってみると、色々な気づきが得られるのでおすすめです。
フォニクスとリーディング
6歳になって追加したことの2つ目は、フォニクスとリーディングです。
今までは英語の本や読み聞かせがメインでしたが、子ども自身で音読する練習を始めました。
フォニクスとリーディングは、もっと早い年齢で本格的に学ぶのが通例。
でも、子どもの様子に合わせてわたしは遅めに始めたよ〜
音読を練習する上で必要なのが、フォニクスを学ぶこと。
フォニクスとは、簡単に言うと、音のパターンの学習です。
YouTubeで「Phonics」で検索すれば、数えきれないほどの学習動画が見つかります。
音読の教材として使っていたのは、フォニクスの学習が文章に自然にブレンドされたもの。
わが家では、米国のChristian Libertyというシリーズの、Preschool Readers, Kindergarten Readers, Nature Readersなどを使っていました。
「phonics readers」で検索して、子どもの興味やレベルに合ったものを選んでみてね!
フォニクスやリーディングを遅めに取り入れてみた分かったこと。
それは、無理に2〜3歳からフォニクスをやらなくてもいいということ。
2~3歳から何年もかけて学ぶことを、小学校前の段階で取り入れたらあっという間に上達しました。
もちろん、早めに取り入れれば早めに読めるようになる、というベネフィットはあります。
でも、子どもを観察して、「自分で読みたい」という意欲がまだないのであれば、無理して早く始める必要はなし。
早く読めたもん勝ちの競走をしている訳ではないので、子どものタイミングで読み始めればいいんだな、と改めて確認できました。
リーディングは個人差が幅広く出るから、始める時期は、子どもを観察して決めるのがストレスなくておすすめだよ〜
ハンドライティング
6歳になって追加したことの3つ目は、ハンドライティングです。
米国ではハンドライティングはPenmanshipとも呼ばれていて、書き順だけでなく、姿勢や鉛筆の持ち方なども含まれます。
日本では、書き順等は「国語」の教科のくくりに入っていますが、米国では違います。
米国では、国語とひとくくりにせず、Handwriting, Reading, Writing, Spellingなど、分かれた教科として扱われることが多いのです。
ハンドライティングについても、子どもの様子を観察した上で、典型的な年齢と比べて遅めの6歳でスタートしました。
ところが、普通のワークブックは、つまらなくてやる気が全くありませんでした。
そこで、米国のホームスクールのコンサルタントに相談。
「ワークブックは忘れて、粘土や砂やチョークで遊ぶ感じで取り入れればいいよ〜」とアドバイスをもらいました。
リーディングと同じく、ハンドライティングも個人差が大きいことなので、このアドバイスに安心しました。
粘土やレゴでアルファベットを作ったり、
歯医者さんにお礼の一言を書いたり、
遊びの感覚で取り入れたところ、子どもの抵抗はありませんでした。
リーディングと同じで、ハンドライティングも焦る必要なし!
ハンドライティングを取り入れて2年経った今、学年相当のワークブックをこなせるようになりました。
まとめ
今回は、アメリカのオンライン・インターナショナル小学校の入学準備として役に立ったことを、0〜6歳の年齢別に紹介しました。
内容を下の表にまとめます↓
年齢 | 取り入れたこと |
---|---|
0~1歳 | 英語の絵本の読み聞かせ |
2歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し |
3歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し 子どもの興味に合った動画を英語設定 |
4~5歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 英語の童謡や日常会話の音声の聞き流し 子どもの興味に合った動画を英語設定 毎日30分の英語クラス |
6歳 | 英語の絵本の読み聞かせ 子どもの興味に合った動画を英語設定 英語ネイティブの子どもとの交流 フォニクスとリーディング ハンドライティング |
子どもによって個人差があるので、焦らないこと。
加えて、「英語を学んでほしい!」という気合いが子どもにバレないように、「しらばっくれるスキル」も大事(笑)だと思いました。
オンライン・インターに興味がある・教育の選択肢を増やしたい場合には、ぜひ参考にしてみてください♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
(日本語対応ありのアメリカ小中高オンライン・インターの選択肢はこちら↓)
こんにちは!
子どもが2年生からアメリカのオンライン・インターナショナル小学校に通っているママ、マキです。