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ママ必読書?!「頭がいい子の家のリビングには必ず『辞書』『地図』『図鑑』がある」

こんにちは!国際結婚・ミニマリスト育児ブロガーのマキです。

子どもが「お勉強」している意識はないまま、自発的に、楽しく学んでくれるように家庭環境を設定することに興味があります。

昆虫図鑑と地球儀で「遊んでいる」最中。

子どもが自発的に学んでくれるのはママ的にはラクというのもありますが(笑)、学ぶことは本来は「知りたいから」・「楽しいから」するものだと思っています。

そういう動機を後押しできることは少しずつでも実践していきたいな~と思ってリサーチ中です。

そこで、「頭がいい子のリビングには必ず『辞書』『地図』『図鑑』がある」を読んでみました。

「頭がいい子のリビングには必ず『辞書』『地図』『図鑑』がある」

この本はママ必読書です!

「なんとなく、やっておいた方が良さそうだから」「みんなやってるから」という理由で、子どもの習い事・塾・教材をこなすのに忙しくしているママ、多いんじゃないでしょうか?

この本を読むとそういうプレッシャーから解放されます。

習い事や塾も、特定の目的を達成するためには必要なこともあると思います。

ただ、わたしのように「自分から進んで学ぶ子に育ってほしい」場合には、家庭環境を意識して整えるだけで十分だと納得できました。あ〜スッキリ!

著書の中で、個人的に特に参考になった点をピックアップして紹介します♪

「頭がいい子のリビングには必ず・・・」について

「頭がいい子のリビングには必ず『辞書』『地図』『図鑑』がある」の著者の小川さんは、中学受験のカリスマ先生として知られる方です。

有名私立中学を狙う子の親御さんとの面談数は1万件以上とのこと。

その中で、いわゆる「地頭の良い子」の共通点に気づかれたそうです。

交友のある多くのプロ家庭教師が、口を揃えて言うことがあります。それは、「できる子のお宅はリビングでわかる」ということです。

頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある 小川大介 すばる舎 2016年 より

「何をするか」より「どんな環境に身を置くか」を最優先事項として、頭のいい子が育つ環境づくりを紹介しています。

わたしは「いい塾・いい学校」よりも、「家庭環境」が大事なんじゃないかとぼんやり思っていましたが、この本を読んで納得しました。あ〜スッキリ!

全体を通して、「遊びと学びを分けない」というスタンスも、とても共感できました。

頭がいい子を育てる「三種の神器」、辞書・地図・図鑑の使い方や、子どもとの関わり方に関する具体的なヒントがいっぱいで、とても参考になりました。

参考になったポイント

詳しい内容については著書を読んでいただきたいのですが、著書の中で個人的に特に参考になったのはこんな点です。

参考になったポイント
  1. ノンフィクション系の本に重点を置いてもOK
  2. 子ども部屋ではなく、リビングで勉強する方がいい

では、一つ一つ見ていきます♪

ノンフィクション系の本に重点を置いてもOK

ノンフィクションの情報に重点を置いてもOKなことは、ノンフクション本に一辺倒のわたしには、朗報でした(笑)。

小さい頃から図鑑や地図を眺めるのが好きだったわたしは、子どもにもノンフィクションの本を選ぶ傾向があったのは言うまでもなく・・・

子どもの絵本を選ぶ際に、ブックガイド(おすすめ本・名作本のリスト)を参考にすることもあります。

でも、世の中に出回っているメジャーなブックガイドは、フィクションの絵本の割合の方がダントツ多い印象です。

その影響なのか、特に興味のない内容のフィクション本でも、「名作」「〇〇受賞」と書かれていると、「こういう本も読まなければ」「こういう本も好きにならなければ」と、ミョ〜なプレッシャーを感じている自分に気がつきました。

この本を読んで、「ノンフィクション系の本でいいんだ〜!」と肩の荷がおりました。

著書には、もちろん辞書・地図・図鑑の三種の神器を遊び尽くすためのワクワクする方法も書かれていますが、わたしにとってはノンフィクション系のおすすめ本リストとしても貴重な一冊です。

こんな風にノンフィクション系のおすすめ本も紹介されていて便利。これは、図鑑に「慣れる」段階で役立つ本の例。

わが家で楽しんでいるノンフィクション系の本の一部も紹介します♪(ノンフィクションといっても、フィクションの要素が強めのもの・そうでないものなど様々な本を楽しんでいます。)

こちらは4歳の息子の本たち。

4歳の息子はこんなノンフィクション系絵本を楽しんでいます。

こちらは1歳の娘の本たち。

1歳の娘が楽しんでいるノンフィクション系絵本。動物多め(笑)。

子どもの月齢が低い場合にはノンフィクション系の中でもストーリ仕立ての絵本を好んで読んでいます。

月齢が低い子ども向けの本も、著書の中では紹介されているので参考にしてみてくださいね♪

子ども部屋ではなく、リビングで勉強する方がいい

わたしは以前から「勉強するための子ども部屋っていらないんじゃないか」と思っていましたが、著書を読んで「やっぱりね!」と納得。

著書の中で、このような調査結果も紹介されていました。

  • 東大生の半数以上は自室ではなくリビングで勉強していた
  • リビングで勉強していた子どもを自室学習に変えたら 6〜7割の子どもが成績を落とした

その理由は、遊び(=学び)は親の関わりが最も重要だからです。

子ども部屋におもちゃを揃えても、実際に子どもが遊ぶ場所は、家族が集まるリビングやダイニングなのと同じですね。

ところで、子ども部屋の勉強スペースがいらないのは、ある意味画期的じゃないですか?

日本の典型的な子ども部屋はベッドと学習机のセットが基本。でも、子ども部屋が「寝るスペースだけ」あればいいのであれば、省スペースだし家具も少なくて済みます。

おうちを選ぶ(購入または賃貸)際の経済効果もあなどれません。

やっぱり、家族が集まるリビングの環境を工夫して、親が関わりながら遊ぶ(=学ぶ)スタイルでいいんだ〜!と再確認できました。

まとめ

「頭がいい子のリビングには必ず『辞書』『地図』『図鑑』がある」を読んで、特に参考になった点をおさらいします♪

  1. ノンフィクション系の本に重点を置いてもOK
  2. 子ども部屋ではなく、リビングで勉強する方がいい

わたしは、子どもの教育の選択肢として、ホームスクールなどオルタナティブ教育を視野に入れて検討中ですが、その視点からもヒントが満載でした。

特定の目的があるわけではなく、「なんとなくやっておいた方が良さそう」な習い事・塾・教材などに振り回されたくないママ、子どもとの関わりをもっと有意義に楽しみたいママにおすすめの1冊です!