子どもにおもちゃを買って、すぐ飽きて、また買って、の繰り返しで、お部屋が大変なことになっていませんか?
わが家にお客さんが来ると必ず「なんでおもちゃ増えないの?」と聞かれるわたしが実践しているのが「おもちゃローテーション」。
面倒くさがりのわたしでも3年以上続けられていて、実際に少ないおもちゃでやりくりできています。
今回は、誰でも・簡単に・今日から真似できる「おもちゃローテーション」の具体的なやり方を紹介します。
さあ、厳選したおもちゃだけがあるスッキリしたお部屋で、子どもとの時間をもっと楽しみましょう〜♪
もくじ
おもちゃローテーションとは?
子どもがおもちゃに飽きたときの対処法は、「おもちゃを買い足し続ける」か、「持っているおもちゃで工夫をする」の2択です。
「持っているおもちゃで工夫をする」を選ぶわたしがやっている、少ないおもちゃでやりくりする方法が、おもちゃローテーションです。
おもちゃローテーションとは、おもちゃを「全出し」せず、「小出し」にすることです。
具体的には、そのとき使うおもちゃだけを出して、残りのおもちゃは子どもが手の届かない・見えないところにしまっておきます。
「え〜っ!そんな単純なこと?」と拍子抜けしましたか(笑)?
わかります!とてもシンプルな方法なのですが、少ないおもちゃで飽きさせないためには、なくてはならない工夫なんです。
「おもちゃの『小出し』なんて面倒くさそう・・・」と思いましたか?
大丈夫です。面倒くさがりなわたしでも3年以上続けられている方法なので安心してください。
続けられている理由は、おもちゃを「小出し」する手間よりも、メリットの方が大きいからです!
なぜおもちゃのローテーションをするの?
おもちゃをローテーションすることで、なぜおもちゃを飽きずに使えるのかを説明します。
おもちゃに飽きやすい理由は大きく分けて2つあります。
- おもちゃ自体がその子にとってつまらない
- 「いつも同じもので遊んでいる」という感覚
持っているおもちゃがその子にとってつまらない場合は、まずおもちゃを変える必要があります。長く使えるおもちゃを厳選しましょう。
そのいっぽう、「いつも同じもので遊んでいる」という感覚は、ちょっとした工夫で対処することができます。
それが、おもちゃの「全出し」を避けて「小出し」にすることです。
持っているおもちゃが「常に全部見える」状況では、子どもはそのおもちゃに見慣れてしまい、新鮮な気持ちで遊ぶのが難しいです。
常に写真立てに飾ってある写真には(それがたとえお気に入りであっても)慣れてしまう。
けれど、しまっておいた写真を久しぶりに取り出した時に「お、こんなのもあったな〜!」と興味を持って写真を見れるのと同じです。
よくおもちゃで溢れかえった子ども部屋(おもちゃ倉庫?)を見ますが、まさにこれが「常に全部見える」状態ですね。
おもちゃがい〜っぱいあるので、代わる代わるおもちゃを使って長時間遊んでくれると期待するのですが・・・
十中八九、子どもはそれらのおもちゃで遊んでいませんよね(笑)?
常にそのおもちゃが子どもの目に入っているので、「お、これちょっと触ってみよう」とはなりにくいのです。
実際には、子どもはリビングルームや食卓の一角で、一部のおもちゃだけで遊ぶことがほとんど。
おもちゃで満たされたスペースは、実は必要ないのです。
子どもに必要なのは、「そのとき使う分だけ」です。
おもちゃはそのとき使う分だけを出し、残りは目に入らないところにしまっておくこと。
つまり、ローテンションして使うことが、少ないおもちゃで飽きさせないコツです。
おもちゃローテーションのやり方は?
おもちゃを「全出し」しないで「小出し」にする、おもちゃローテーションのやり方を具体的に説明します。
おもちゃのおすすめの収納場所は?
まず、おもちゃローテーションに最適な、おもちゃの収納場所を選びます。
おすすめのおもちゃの収納場所は、こんな場所です。
- 子どもにとって、簡単に手が届かない&目に入らない
- 親にとっては、簡単に手が届く&目に入る
- 子どもが普段から好んで遊ぶ場所の近く
子どもがよく遊ぶスペースにある押入れ、クローゼット、背の高い収納家具の上段を活用するのが一番手っ取り早い方法です。
わが家では、このように押入れの上段の一角におもちゃの収納棚をDIYしました。
ちょうど大人には届きやすく目につきやすい高さで、子どもには届きにくく目につきにくい高さです。
子どもはいつもこの和室で遊ぶので、ちょうどいい場所を確保できました〜!
収納といっても、完全におもちゃを隠す必要はありません。あくまでも、「常に全部見えている」状態でなければOKです。
おもちゃローテーションのコツは?
おもちゃの収納場所を確保して、そこに全てのおもちゃを収納すれば、おもちゃローテーションの90%のタスクは完了したも同然です!
あとは、子どもの目が届きにくい場所にしまってある全てのおもちゃの中から、「そのとき使う分だけ」のおもちゃを取り出し、普段子どもが好んで遊ぶ場所にあらかじめ置いておくだけです。
「そのとき使う分」のおもちゃで十分遊びきったら、別のおもちゃとローテーションを繰り返します。
もちろん、子どもが「あれも出して〜」とリクエストするおもちゃがあれば、それも出してあげます。
ほんの一部ですが、わが家のおもちゃの「小出し」の例を写真で紹介します♪
なんとなくイメージが湧きましたか?
「このおもちゃはしばらく出してなかったな〜」「このおもちゃとこのおもちゃの組み合わせだったらどう遊ぶだろう?」とか、いろいろ考えるの結構楽しいものです。
「そのとき使う分」のおもちゃを出しておくタイミングでおすすめなのは、こんなときです。
- 夜、子どもが寝た後
- 保育園・幼稚園から帰ってくる前
朝起きたとき・家に帰ったときに、いつもの遊び場に昨日とは違うおもちゃの組み合わせを置いておくと、喜んで遊んでくれますよ♪
おもちゃローテーションのメリット
おもちゃローテーションのメリットはこんなことです。
- 飽きずにおもちゃを使える
- 部屋に一度に出ているおもちゃの量が一気に減り、部屋がスッキリする
- 代わる代わるおもちゃを使うので、持っているおもちゃをまんべんなく活用できる
- 「おもちゃがいっぱいある子ども部屋」の必要がなくなる
1番のメリットは飽きずにおもちゃを使えることですが、同時に部屋のスッキリ感がかなりアップします!
少しのおもちゃしか目に入らない状態に慣れると、よそのおうちにお邪魔したときに目にするおもちゃの量に唖然とすると同時に、おもちゃローテーションを勧めたくてうずうずします(笑)。
また、代わる代わるおもちゃを使うので、どこかで眠っているおもちゃは無くなります。持っているおもちゃ全てを点検できるのもいいですね。
加えて、「おもちゃがたくさんある子ども部屋」という概念から抜け出せるのは、もしかするとすごい経済効果があるかもしれません。
というのも、賃貸にしろ分譲にしろ、おうち選びの際に、「おもちゃがたくさんある」前提の子ども部屋スペースの必要性がなくなるからです。
わが家は「子ども部屋は子どもが寝る部屋」という認識なので、子ども用の広い個室は必要ありません。
この、子ども部屋の概念の違い(寝室vs 寝室兼おもちゃ倉庫)だけで、マンション購入の際に数百万円は得したと思います。
おもちゃローテーションのデメリット
おもちゃローテーションはメリットがいっぱいですが、デメリットもあります。
唯一のデメリットは、子どもの手が届きにくい場所におもちゃを収納しているので、その都度おもちゃを出し入れする手間がかかる、ということです。
「あのおもちゃも出して〜」にその都度応えることになるので、確かに手間はかかります。
いっぽう、それによって、片付けの習慣づけにも一役かっています。
「あのおもちゃ出して〜」と頼まれたら「いいよ、今出ているおもちゃ片付けてからね」という風に、自然と片付けが身につくよう仕向けるのです。
確かにデメリットはありますが、わたしが3年以上ローテーションを続けられているのは、手間よりメリットの方が断然大きいからです。
まとめ
すぐに飽きちゃうからどんどん増えるおもちゃ。
おもちゃを小出しにするおもちゃローテーションで、少ないおもちゃでやりくりする方法を紹介しました。
- おもちゃローテーションとは、おもちゃを「全出し」せず、「小出し」にすること
- 収納場所は、よく遊ぶスペースにある収納家具の上段
- おもちゃを用意しておくタイミングは、「夜、子どもが寝た後」と「保育園・幼稚園から帰ってくる前」
- おもちゃを小出しにする手間より、メリットの方が大きい
子ども部屋をおもちゃ倉庫化するのではなく、いつも遊んでいる場所に「そのとき使うおもちゃだけ」をあらかじめ用意する。
それをローテーションすることで、おもちゃに飽きにくくなったり、お部屋がスッキリしたりと、たくさんのメリットがあります。
おもちゃをその都度出し入れする手間はかかりますが、メリットの方が断然大きいので、ぜひ試してみてくださいね。
さあ、厳選したおもちゃだけがあるスッキリした部屋で、子どもとの時間をもっと楽しみましょう〜♪
こんにちは!国際結婚・ミニマル・シンプル好きなママのマキです。