離乳食の時期に入っても、寝不足・多忙で、「離乳食の献立を考えたり用意をしたりする余裕なんてどこにもない!」状態だったわたし。
離乳食に関して、困っていたのはこんなことです。
- 市販の離乳食で育てたくないけど、かといって作る余裕もない
- 「離乳食レシピ」なるものを見ても、全く現実感が沸かない
- 初期・後期・完了期とか、意味わかんない (一応看護師ですけど笑)
「相当疲れてんな〜(笑)」とツッコミたくなりますね。
でも、「そもそも離乳食ってもっとシンプルにできないのかな〜?」と試行錯誤してたどり着いた結論は、「混ぜる・潰すだけで離乳食期は乗り切れる」ということです。
そのために使ったのは、「ベビーシリアル)」と「ミニすり鉢」だけ。
自分が食べるものを取り分けて、その2つのアイテムを使って赤ちゃんが食べやすいように工夫するだけでいいんです。
今回は、市販の離乳食に頼らななくても、離乳食を作る時間がなくても、納得したものを食べさせてあげながら低労力で離乳食期を乗り切る具体的な方法を紹介します!
余計な離乳食グッズを買い揃えたり、レシピを検索したりする必要もなし。
時間に余裕もできるので、気分がラクになりますよ〜♪
もくじ
「混ぜる・潰す」だけで離乳食期を乗り切る方法とは?
「混ぜる・潰す」だけで離乳食を乗り切る方法について説明します。
まず、「離乳食を一から作る」という理想はいったん捨てます(笑)。
そして、自分が食べるものの中から赤ちゃんの成長に適したものを取り分けて、食べやすい形にしてあげます。
もちろん、自分が食べているものが「極端に偏った食べものではない」「なるべく安心・安全な素材を使っている」ことが前提です。
子どもが「食べやすそうな形」にするために使うグッズが、「ベビーシリアル」と「ミニすり鉢」です。
「混ぜる・潰すだけ離乳食」は、具体的にこのように行います。
- 離乳食期の前半は、「液体の食べもの+ベビーシリアル(後で説明します♪)」
- 離乳食期の後半は、「固形の食べもの+ミニすり鉢」
この方法なら、自分が食べているものを利用するので時短だし、市販の離乳食に頼らなくても済みます。
「え、そんなにテキトーで大丈夫なの?」と思われるかもしれません。
ブラジルやアメリカでは、離乳食は「アボカドを潰してあげる」「バナナにちょっと粉ミルク混ぜてあげる」とか、まさに「潰すか・混ぜる」レベルのことしかやっていない人がほとんどです。
でも、子どもはちゃんと体重が増え、育っていくもんです。
海外では、ママはもっと堂々とラクしてるよ〜
「どんな時期に、どんな食べ物をあげればいいのか」についても、難しく考える必要はありません。
次に説明するシンプルなルールに沿って、食べられそうなものから試してみましょう♪
離乳食のシンプルなルール
「どの時期にどんな食べものをあげればいいのか?」については諸説ありますが、わたしが使っていたシンプルなルールはこれです。
- 噛む必要回数が少ないもの→多いものへ
- 味付けがより薄いもの→より濃いものへ
要は、子どもの様子を見ながら、「液体っぽく、薄味」の食べものから始めて、「固形っぽく、通常の味付け」のものへ移行すればいいのです。
では、実際にわたしが使っていた「ベビーシリアル」と「ミニすり鉢」について、具体的にみていきましょう。
離乳食期の前半:ベビーシリアルの出番が多め
離乳食の前半は、主に「水分が多くて、味付けが薄い食べもの」を取り分けて、子どもが食べやすいような形にしてあげます。
その際に活躍するのが「ベビーシリアル」です。
ベビーシリアルとは?
ベビーシリアルとは、ライス・オートミール・キヌアなどの主に穀物を、離乳食期の赤ちゃんが食べやすいようにパウダー状に加工した食品です。
特筆すべきなのは、穀物なのに、炊かずにそのまま食べられることです!
ベビーシリアルは、わたしが知っている限り、アメリカでは定番の離乳食グッズです。
ライスのみのもの、オートミールのみのもの、色々な穀物をミックスしたもの、バナナなどの味付きのものなど、さまざまな種類があります。
おすすめは、「味付けなし」で「数種類の穀物がミックスされている」ものです。
わたしが使っていたのは主に「Gerber(ガーバー)」のベビーシリアルです。
オートミールもライスも、強い味はありませんが、どちらかと言えばライスの方が味にクセがない印象です。
もし赤ちゃんがオートミールを好んでくれない場合は、ライスを試してみましょう。
パッケージの中には、このようにパウダー状に加工されたライスや穀物が入っています。
試しに豆乳を入れてみます。
10秒ほど軽く混ぜるだけで出来上がり!
「水分が多い食べもの」との相性が特に良いので、離乳食期の前半に活躍します。
ベビーシリアルのいいところは、こんなところです。
- 調理せずに混ぜるだけなので時短になる
- 混ぜるものを選ばない (味付けがない種類の場合)
- 数種類の穀物が一気に摂取できる(数種類の穀物がミックスされている場合)
- 液体に混ぜると、いい感じにとろみがつくので食べやすくなる
- 離乳食を卒業した後も、栄養をプラスしたいときに使える
穀物なのに、おかゆと違って炊かずにそのまま混ぜるだけで使える点が本当に助かります!
では、ベビーシリアルの使い方を見ていきます♪
ベビーシリアルの使い方は?
ベビーシリアルの使い方は至ってシンプル。
自分が普段食べるものの中から、「水分が多くて、味付けが薄い食べもの」を取り分けて、ベビーシリアルをさっと混ぜるだけです。
わたしがよくベビーシリアルを混ぜて使っていたものは以下です。
- 果汁
- 豆乳
- 味噌汁
- スープ
- すり下ろしたりんご
- 潰したバナナ
- 潰したアボカド
すり下ろしたりんごとベビーシリアルを混ぜてみます♪
味付けなしのベビーシリアルであれば、和風・洋風どんな食べものに混ぜても違和感がありません。
離乳食をはじめたばかりの頃は、スプーンですくった液体は赤ちゃんにとっては食べにくく・こぼしやすいものです。
特に果汁などのサラッとした液体に、少しベビーシリアルを混ぜるといい感じにとろみがつき、口に運びやすくなるところもポイントです。
さらにさらに!ベビーシリアルは、離乳食を卒業した後にも使えるよ〜
子どもにりんごのすり下ろしやコーンフレークなどをあげる際には、ついでにベビーシリアルをプラスして、その分栄養をプラスすることもできます。
多く入れすぎると「なんか赤ちゃん用のが入ってる!」と文句が出るので、バレない程度に控えめに(笑)。
子どもが「液体+ベビーシリアル」に慣れてきて、もっとモグモグできるようになってきたら、ミニすり鉢の出番です。
離乳食期の後半:ミニすり鉢の出番が多め
離乳食の後半には、「固形で通常の味付けの食べもの」を取り分けて、子どもが食べやすい形にしてあげます。
その際に活躍するのが、「ミニすり鉢」です。
ミニすり鉢とは?
ミニすり鉢とは、その名の通り、手に収まるくらいの小さめのすり鉢です。
ミニマリストとしては「潰す道具自体いらないんじゃないか?」という疑問があり(笑)、買おうかどうか迷いました。
「短期間しか使わないものだし・・・」と思って、まずは百均のミニすり鉢を試してみましたが、一番潰したい食べもだったお米が潰しにくかったので断念しました。
百均と比べるとお値段は高いですが、わたしは「貝印SELECT100 ミニすり鉢」をおすすめします!
小さいのに機能は大きなすり鉢と遜色ありません。
白くてシンプルな見た目もすごい好み〜♪
すり鉢の内側の溝の深さや、棒の太さ・形状は、やはり安価なものとは全然違います。
シンプル・コンパクトなのでそのまま食卓に置いても邪魔になりません。
ちなみに、すり鉢を食器代わりにして、そのまま食べものを口に運んでもそんなに違和感はありませんでした。
ミニすり鉢の使い方は?
ミニすり鉢は、固形の食べものを、子どもの成長に合わせて食べやすい程度に潰すことに使います。
わたしがすり鉢で潰して使っていた食べものは、ご飯やおかずの具(味噌汁の具、煮物の具など)です。
質の悪いすり鉢だとホント〜に潰しにくい「ご飯」も、貝印のミニすり鉢だとちゃんと潰せます。
玄米ガーリックライスで試してみます♪(ブラジル人家庭は毎日ガーリック消費・・・笑)
ご飯は潰すのが面倒ですが、潰す甲斐はあります。
歯が生え揃っていない子どもが普通に炊いたご飯を食べるとき、飲み込むしかありませんから。
歯が生え揃っていないのであれば、ご飯ものはすり鉢で潰し、ちょっとスープや味噌汁を足して混ぜると、ぐんと食べやすくなります。
ご飯に限らず、柔らかく調理した野菜・根菜など、何にでも使えて便利です。
このように、離乳食期の前半では「液体+ベビーシリアル」、後半では「固形+ミニすり鉢」を、子どもの成長に合わせて使えば、離乳食期は乗り切れます。
まとめ
今回は、市販の離乳食に頼らななくても、離乳食を作る時間がなくても、納得したものを食べさせてあげながら低労力で離乳食期を乗り切る具体的な方法を紹介しました。
用意するグッズは「ベビーシリアル」と「ミニすり鉢」だけ。
「離乳食を一から作る」という理想はいったん捨てて、「自分の食事を取り分けて、食べやすい形にしてあげる」というシンプルな方法です。
「混ぜる・潰すだけ離乳食」のポイントをおさらいします♪
- 離乳食期の前半は、「液体の食べもの+ベビーシリアル」
- 離乳食期の後半は、「固形の食べもの+ミニすり鉢」
離乳食も、もっとシンプルに、ラクしていい。
そして、余裕があれば、こだわったものを作ってあげればいいんです。
今日からもっとラクしよう〜♪
こんにちは!国際結婚・ミニマル・シンプル好きなママのマキです。